不正出血や生理不順で「ピル・低用量ピル服用」するけど更年期以降は?

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ピル低用量ピルは避妊に使われているものというイメージがありますが、実は生理不順不正出血でも使われることのあるお薬です。それだけではなく、更年期障害の予防や症状の緩和にも使われています。更年期障害の治療薬としてピル・低用量ピルが使われることもありますが、基本はホルモン補充療法です。なぜ更年期の治療にピル・低用量ピルがあまり使われないのか?副作用はあるのか?を説明していきます。

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更年期にピル・低用量ピルでの治療が少ないのはなぜ?

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更年期障害の症状を緩和するために、ピル・低用量ピルが処方されることもあります。
ピルといっても低用量ピル、中用量や高容量のものがありますが、通常使われることが多いのが低用量ピルです。ピルの成分は女性ホルモンである卵胞ホルモンと黄体ホルモンが入っているので、女性ホルモンのバランスの崩れによって引き起こされる更年期障害にも効果はあります。

更年期障害の症状の強さは個人差がありますがそれには女性ホルモンの減少の仕方に問題があります。症状が強い人の場合は、女性ホルモンが急激に減少することで症状が出てしまうので、ピル・低用量ピルを服用することでホルモンの減少を緩やかにするという目的があるのです。つまり、更年期障害の治療というよりは30代前半の「プレ更年期」の人に対して積極的に行われる治療であり、更年期障害の症状を抑える目的で使われることが多くなっています。

ピル・低用量ピルが更年期であまり使われないのは、女性ホルモン補充療法に比べてホルモンの量がたくさん入っていることが関係しています。女性ホルモンが多くなりすぎると子宮系の病気を引き起こしやすいのです。特に、以前子宮系の病気を患ったことがある人は注意しておいた方がいいでしょう。

ピル・低用量ピルを飲むと更年期でも不正出血を起こす?

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更年期障害の治療としてピル・低用量ピルが使われることがありますが、副作用として不正出血を起こすこともあります。「もしかして生理が再開した?」と勘違いする人もいますが、一時的な出血ですので心配する必要はありません。また、生理の周期がだんだん開いてくる更年期では、生理の期間や出血量も次第に減ってきます。それを不正出血と勘違いしてしまうことも多くあるようです。

ピル・低用量ピルは更年期よりプレ更年期の症状に?

ピル・低用量ピルは更年期の治療で使われるよりも、プレ更年期で症状が出ている人に対して使われています。ピル・低用量ピルを服用することで生理周期を安定させる、生理前のイライラ・落ち込みを防ぐという目的です。30代のうちから生理痛が酷かったり、生理不順がありイライラしやすい人は早いうちに対処をしておくことで、更年期を迎えた時に症状によって起こるトラブルを軽くすることにも繋がるので一度相談してみるといいでしょう。

更年期の生理不順に「ピル・低用量ピル」って効果あるの?

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上記にも説明したようにピル・低用量ピルの成分は女性ホルモンでできています。更年期障害を引き起こす一番の原因が、閉経に伴って女性ホルモンが急激に減ることですから、ピルを使って女性ホルモンを補充するという点で効果があると言えます。更年期は生理が終わる時期が近づいているため生理不順になりやすいですが、それによって体調が崩れる人にはピル・低用量ピルを服用することは効果があるようです。

生理不順以外の症状は?

また、更年期を迎えた女性の多くは生理不順だけではなく、「抜け毛が増える」「爪がひび割れる」ということで悩みも出てきます。これも更年期なって女性ホルモンが少なくなってきたことが影響しているのです。こんな場合にも、ピル・低用量ピルは改善が期待できるので病院で相談してみるといいでしょう。最近は30代から体調が悪くなる人も多く、仕事の疲れだと思っていたら実はプレ更年期だった…というケースもあります。体のほてりや急に顔が熱くなる、頭痛、生理前のイライラや落ち込みが酷いという人はプレ更年期である可能性も考えてみた方がよさそうです。

更年期に使う「ピル・低用量ピル」の副作用は?

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更年期で使われるピルのほとんどは低用量ピルです。ピル・低用量ピルは更年期の治療に用いられるだけではなく、他の月経困難症や不規則な生理の時にも使われるお薬です。一般的な副作用として多いのが「不正出血」です。しかし、これも一時的なことが多く大量出血することはありません。もし、大量出血が見られるようであればすぐに病院を受診することをおススメします。

他には血栓症を引き起こすリスクが少し高くなります。ピル・低用量ピルに含まれているホルモンに血液凝固の働きがあるためと考えられています。特に、更年期になってからは静脈瘤などの血栓が詰まって血管が浮き出やすくなる時期でもありますから、その点には注意しておいた方がいいでしょう。女性ホルモンを補充するという点で言えば、月経前のような症状である「乳房の張り」や「悪心」を感じる人もいます。しかし、これらの症状は内服を続けていくうちに次第に収まっていきます。

更年期障害のホルモン補充療法とピル・低用量ピル服用の違いは?

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更年期障害の治療は、一般的に「ホルモン補充療法」が行われます。ピル・低用量ピルも少量の女性ホルモンを含んでいることから治療に使われることがありますが、その違いは一体何なのでしょう?まず、一番の大きな違いはホルモン補充療法では天然に近いエストロゲンなどの女性ホルモンを使います。それに対して、ピル・低用量ピルの場合は人口合成で作られているのです。合成ホルモンと聞くと悪そうなイメージがありますが、しっかりと臨床試験をしているものですので服用するには心配ないので安心してくださいね。

同じような種類の薬ですが、おおまかな区別としては「プレ更年期」の時はピル・低用量ピルを使うことが多く、「更年期」に入った後はホルモン補充療法を行うことが多くなっているようです。

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