「あなたのご主人って何をしている人?」「お子さん、どこの学校を受験するの?」など、普通の感覚であれば軽々しく聞けないようなことを、ズケズケと質問してくる詮索好きな人ってどこにでもいますよね。
これが近所に住む人だったり、同じ職場だったりすると、露骨に避けるわけにもいかなくて本当に面倒。
かといって、聞かれるまま正直に答えてしまうと、尾ひれをつけた話が広まるのは時間の問題でしょう。
このような人をうまくかわすには、どうすれば良いのでしょうか?
詮索好きな人の心理とは
対応策を練るには、まず相手のことを知っておかねばなりません。
詮索好きな人がどうしてそうなってしまうのか、心理を探ってみましょう。
<自分が優位に立ちたい>
詮索好きな人は、人に弱みを見せることができません。
過去に大きなトラウマがあって、そんなことをしたらとことん攻撃されると思い込んでいるのですね。
そのため、人に対する態度もどこか尊大なものになりがちです。
必要以上に詮索するのも、相手の弱みを握って自分の立場を優位に保ちたいから。
「私はあなたのこんなことまで知っているのだから、逆らったら承知しないわよ」と暗にほのめかしているのですね。
<心に開いた穴を埋めたい>
他人のことが気になって仕方がない詮索好きの人は、自分のことを不幸だと思っている人が多いようです。
夫とうまくいかない、姑にいびられる、子供が思い通りに育たないなどが原因でストレスを抱え、みじめな気持ちで毎日を送っているのです。
ですから、他人が少しでも幸せそうに見えるのが許せません。
「この人にも、何か悩んでいることがあるはず。
それを知って自分の心を慰めたい」という心理が無意識に働いているので、質問する口調もズケズケとした遠慮のないものになってしまうのです。
<他人にものすごく興味がある>
この場合は、相手に対する悪意はほとんどありません。
もともと好奇心の強い性格で、本心から「この人のことを知りたい」と思って質問しています。
ただ、聞き出した話を深く考えず人に話してしまう傾向があるので、いくら悪気がないといっても気をつけるに越したことはありません。
あまり人に知られたくないことは、どんなにしつこく聞かれても絶対に話さないようにしましょう。