
更年期は閉経前後の10年間の期間を指し、一般的には45~55歳に訪れることが多くなっています。
しかし近年では、30~40代前半で閉経を迎える早発閉経(早期閉経)の女性が増えてきています。
このようなケースの場合、更年期も早期に迎えることになり、心身の不調が表れると若年性更年期障害の可能性が出てきます。
もしかして早発閉経(早期月経)?
無月経と閉経の違いとは
無月経の状態が1年以上続くと「閉経」と診断されます。
1年未満であれば「続発性無月経」と言われています。
一定期間無月経の状態が続くようであれば、婦人科を受診しましょう。
早期の閉経なのか、それとも何らかの事情により卵巣が一時的に機能出来なくなってしまっている状態なのかを調べてもらう必要があります。
その結果によりホルモン補充療法など、それぞれの症状に合った治療方法を選択します。
どんな人がなるの?早発閉経
早発閉経(早期閉経)の原因は特定するのが難しいとされています。
しかし早発閉経を起こしやすい傾向のある人として、
・卵巣の手術や抗がん剤などの何らかの治療を受けた人
・遺伝性の疾患、甲状腺機能低下症などの疾患のある人
・月経周期が不安定な人
・無理なダイエットを繰り返してきた人、低体重の人
・多忙やストレスを抱え、不規則な生活になりやすい人
・激しいトレーニングを行なうアスリート
などが挙げられます。