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なぜ胸からいれるのだろうか?胸から入れる点滴の重要性と必要性とは

点滴って、一般的には腕からするというイメージがありますが、必ずしも腕から入れるものとは限りません。

薬や症状によっては、点滴を胸から入れることもあるのです。

でも、胸から点滴を入れるなんて・・何だかコワい気がしますよね。

なぜ、腕からでなく胸からなのでしょうか?

その必要性と重要性をご紹介します。

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■点滴

そもそも点滴とは、どういうものなのでしょうか?

何のためにするものなのでしょうか?

薬・注射とは違う点滴の世界をご紹介していきます。

▼点滴とは

点滴とは、管を固定し血管の中に投与すべき薬剤を徐々に入れていく方法のことです。

点滴という決まった薬があるわけではなく、その中身は体の異変・症状によって変わります。

一般的には、腕の静脈から点滴が行われます。

▼点滴の必要性

何らかの理由で口から薬を飲むことができない場合、または、薬によっては点滴でないと投与できない場合もあるため、そのような場合に点滴が必要となります。

点滴は血管の中に直接投与することができますので、すぐに薬の効果を実感できるというメリットがあります。

口から飲む薬は、飲んでから胃に到達し、それから胃で吸収されるという段階を踏まねばならず、その効果を発揮するまでには時間がかかってしまいます。

緊急な症状などで、すぐに薬の効果を発揮させたいような場合には特に点滴が一番いいのです。

また、他にも水分や栄養の補給、薬剤投与の前準備のためなどにも点滴は行われます。

■胸からの点滴

胸から点滴を入れるケースもあります。

腕からの点滴と胸からの点滴には、どのような違いがあるのでしょうか?

また、どのようにして行われるのでしょうか?

▼胸からの点滴とは

胸に入れる点滴は、中心静脈という心臓近くにある太い静脈に点滴を入れます。

長期間、リスクなく安定して点滴を注入するには、腕からよりも胸からの点滴の方が向いています。

▼胸から入れるメリット

抗がん剤治療など長期間に渡る点滴が必要なときは、胸からの点滴が行われます。

中心静脈は、血液量が多く、また流れが速いためすぐに吸収し、効率よく全身に薬を行き渡らせてくれるというメリットがあります。

■中心静脈ポート

どのような治療でも安全は第一ですが、長期間の点滴も安全が第一ですので、より安心安全に点滴を行う必要があります。

そんな安心安全な点滴を行うために「中心静脈ポート」というものがあります。

これを使うことによって、リスクの少ない点滴が実現するわけですが・・さて、中心静脈ポートとは、どのようなものなのでしょうか?

▼ポートとは

中心静脈は血管のこと、では、ポートとはいったい何のことでしょうか?

薬剤を点滴するためには、注入する血管を確保しなくてはなりません。

ただ、この血管の確保は難しく、特に長期間の点滴の場合の血管の確保は大変・・点滴の針を何度も抜いては刺さなくてはいけないという状況がおき、患者側に負担をかけます。

そんな点滴の血管確保・患者の負担を少なくするために、血管内に埋め込む医療機器があります。

それを「ポート」といいます。

皮膚内に埋め込むようになっており、埋め込むと外からは盛り上がったような形となって浮き上がります。

ポートは長期間体内に埋め込まなければないらないのですが、そもそもが長期間の投与のために作られたものですので、何ら危険性はありません

安心してくださいね。

これを入れておくことで、何度も針を刺すことなく身体に負担なく安心安全に点滴治療を行うことができます。

▼中心静脈ポート

胸(中心静脈)に埋め込むポートを「中心静脈ポート」といいます。

メリットとしては、点滴治療が必要ない期間は針を抜いておくことができますので、行動の制限がありませんし、入浴もできます。

また、これを入れることにより本来入院しなくてはいけない抗がん剤治療でも外来で治療を受けることができるなどのメリットもあります。

まとめ

中心静脈ポートを行わないと、点滴の必要がなくなるまで、長期間、点滴の管を鎖骨の下から出しっぱなしにしておかなくてはなりません。

そうなると、入浴はもちろん外出もできなくなってしまうなど、行動にかなりの制限がかかります。

しかし、中心静脈ポートは完全に皮膚内に埋め込むことができます。

挿入口も皮膚内ですので、行動に制限がかからず、長期間の治療もいくらか緩和できるのです。

ポートは、病院側・患者側ともにリスクを少なくするためにもとても重要な役割を持っているのです。

「胸への点滴」と聞くだけではコワいイメージを持ちますが、決してコワいものではないのです。

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