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30代、40代、50代と年齢を重ねると、生理の周期や状態も気になる人も多いでしょう。更年期や閉経の年齢で、生理が止まらない・生理が終わらない、長くだらだら続く、生理がこないなどの生理不順で不安になる女性も少なくないのでは?
では、なぜ更年期に生理が止まらない、生理が終わらないという症状の理由は?原因は?
また、閉経で生理がこないことが不安、閉経後に生理がきたなどの声もあったりしますが、更年期・閉経年齢の女性の体にはいったいどのような変化が出ているのでしょうか?
<参考>看護師のYES/NO 簡単アンケート
<佐藤優子の看護師仲間を対象に簡単な意識調査を定例的に実施>
今回は「生理が止まらない」「生理が終わらない」をテーマに、女性の看護師仲間10人にYES/NOアンケートを実施してみました。
対象:20代:4人、30代:4人、40代:2人
【考察】生理の期間は人それぞれですが、基本的には3日~7日程度と言われていますので、8日以上は一般的に長い生理とされていますが、YESの6人が皆、8日というわけではなく、1週間ぐらいでも長いと感じる人もいれば、2週間以上や1ヶ月程度と、感じ方もバラツキがありました。40代の2人は何度も経験ありで、更年期やホルモンバランスも影響している可能性があるのだと思います。
【アドバイス】悩んでいるのはあなただけではなく、実際に「止まらない、終わらない」と感じたときに、ただただ不安になって放置するのではなく、何が原因なのか、様子見で大丈夫なのか、いろんなケースやリスクを知っておくことが大切です。
更年期に生理が止まらない女性が多いのは…
40代以降でなかなか生理が止まらない症状は更年期?
これまで順調に定期的にきていた生理が、更年期を迎えたころに突然、生理不順が起こり、生理以外にも不正出血などがでてきたりするケースがあります。そして、更年期の生理は頻発したり長引いたりすることもあります。
原因は、更年期のホルモンバランスが影響している可能性もあります。その場合のホルモンは2つ。
- エストロゲン
- プロゲステロン
このどちらか片方が過剰に分泌されていたり、少なくなりすぎていると、生理が止まらないという現象が起きることがあります。
また、それ以外の体の異変で症状が表れている可能性もあります。更年期の場合は他にも症状があるので、総合的にみて判断する必要があり、婦人科で診察を受けて確認しましょう。
更年期の生理が止まらない症状の注意点
生理や不正出血が続くということは体内の血液が大量に失われていくことになるので、貧血の怖れ、体の異変の可能性も完全否定はできないので注意が必要です。
更年期に生理が止まらない理由
女性の生理が止まらなくなる理由として最も多いのはホルモンバランスの乱れです。特に30代後半のプレ更年期の時期から40代、50代の更年期にかけて女性ホルモンが急激に減少していきます。
そして、50歳前後で閉経を向かえて、次の50代後半、60代、70代と、老年期を過ごすために身体が変わっていくので、ホルモンバランスも大きく変化します。それによって生理周期が乱れてしまい、生理がとまらない、生理がこないといった症状が起こります。
更年期に生理が止まらないときの対処方法
更年期に起こる生理不順はごく自然のことですが、症状に不安があったり辛い場合には医師の診断を受けましょう。更年期のホルモンバランスの変化によって起こる不正出血の場合は、止血剤を使い、症状が改善されない場合にはホルモン剤を使う治療が行われたりもします。
但し、生理と不正出血を自分で見極めるのは困難であるため、通常は生理が長引いているように見えます。